心穏やかに暮らしたいと思っている主婦の雑記

雑記。その日あったことや、考え事、ぐちなどなど…

電子ピアノ搬送物語

わたしは子どもの頃に

ピアノを習っていたことがある。

 

母親が壁に貼られた広告を見て

「やってみたい?」と

聞いてきたので、

「やる」と言えば母は喜ぶかなという

安易な気持ちで「うん」と言い、

ピアノを習うことになった…。

 

まだ未就学児の子どもだったわたしは、

自分が本当にピアノをやりたいわけでもなく

親のご機嫌取りのような感じで

習い始めてしまったために、

全く練習せず、もちろん上達もせず…

 

練習もしないので、

弾くこともできず、

毎週先生に怒られに

通っていた感じだった。

 

今思うと、親にも、先生にも

大変、大変申し訳ないことをしたなぁと

心が痛む;本当にごめんなさい。

 

せっかく自分の貯金

(親がわたしのお年玉等を貯めていた)

から購入した電子ピアノも、

あまり弾くこともなく、

最後の最後までピアノを弾くことを

好きになれずして終わってしまった。

 

そんなわたしも親になり、

子どもにおもちゃのピアノを

買ってみたのだけれど、

買った当初は興味なく、

もっぱらテーブルと化していた。

 

そして小学校に入り、

音楽の授業で

鍵盤ハーモニカで弾くことを

教わり始めると、

そのおもちゃのピアノで

教科書に載っている曲を

練習する日々が始まったのだ。

 

これは、ついに

実家のわたしの部屋で

20年近く弾かれることもなく

眠っていた電子ピアノの出番なのでは⁈

 

早速実家に連絡して取りに行くことに。

実母からは、

「相当重いです、80キロくらいありそう」

と連絡が;

80キロ…いやまさか…

わたしよりは重いだろうけど

そんなに重い…のか?

昔はどうやって二階まで運んだんだろう…

 

とにかく実父母も還暦迎えているし、

わたしたち夫婦もどんどん齢を取って

力は衰えていく一方だけれども、

今なら、まだ、4人で運べるはず!と

力を合わせて運び出すことに。

 

部屋から出すのは

わたしと旦那の二人で

階段に続く廊下が狭くて

ピアノを旋回することが出来ずに

持ち上げて、欄干に一旦置いた。

欄干から階段へと降ろして

旦那と実父が下で肩に担ぐ形になり、

わたしと母が上で持って階段をくだる。

急な階段を大きくて重いピアノを持って

降りるののこの緊張感と恐怖と言ったらない。

引っ越し業者の方々はこういうことを

家に傷つけずに行っているのだから

尊敬しかないと思った。

 

本当に大変だった…。

 

わたしの車に詰めるかな…

なんて思って

夫婦別々の車で実家へやってきたのだけれど

想像以上に電子ピアノが大きくて積めず

結局実家の軽トラックで運んでもらうことに。

 

実父がずっと軽トラック愛用者で助かった。

 

旦那は先に帰ってもらい、

電子ピアノを置く場所を作ってもらうことに。

わたしは子どもたちと一緒に帰宅。

 

電子ピアノは

実父母が布団などをかぶせて

ひもで縛って固定して

家まで運んでくれた。

本当に軽トラックと親ありがたい。

 

わたしたちが到着して数分後には

軽トラックも到着。

思った以上に早い到着に驚いた。

 

そして軽トラックを窓に付け

窓から茶の間へと搬入。

旦那と義母さん(!)が片づけた場所へ

運んでくれた。

前から思っていたけれど、義母さん力持ちだな。

もうすぐ70歳だけど30キロの米袋一人で持てるし。

実母もびっくりしていた。

ちなみにわたしは

30キロの米袋は持ち上げられない…。

 

そんなこんなで

実家の両親に助けられ

なんとか無事電子ピアノを

家まで持ってくることに

成功したのだった。

 

ありがとう。

 

実父母や旦那とわたしが

あと数年年取ってたら、

もしかしたら運び出すことは

できなかったかもしれない。

今年家に持ってくることができて

よかった、よかった。

 

それからというもの、

上の子は毎日その電子ピアノを

弾いている。

ピアノ習いたいかと聞くと

習いたくはないらしい。

自分のペースで

自分の好きなように

学校で教わった曲を

弾くのがいいのだそう。

 

わたしがピアノを習っていた時は

あまり弾かなかったけれど、

自分の子どもがこうして弾いてくれている。

 

電子ピアノ、

また弾いてもらえる機会ができて

よかったなぁと思うのだった。

 

おしまい。