わたしの雑記

アラフォー主婦の雑記。その日あったことや、考え事、ぐちなどなど…

【読書・絵本】はじめてのキャンプ 林 明子さく・え

わたしは林明子さんの絵柄が好きで、

絵本は数冊だけれど購入しています。

 

「きゅっきゅっきゅっ」の

ぬいぐるみたちが愛らしくて。

くまさんとうさぎさんの丸みがあって

厚みのあるところ、

目の大きさや位置などが好きです。

こどもの足の描き方も良い。

あの肉厚で、まだ土踏まずのない

ぽてっとしたところがまた堪りません。

 

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さて、今回図書館で借りてきたのは

林明子さんの絵本…

というには少し長い

「はじめてのキャンプ」

というもの。

文章は横書きで、

ページ数は103までふられています。

1984年6月20日発行の

30年以上昔の本です。

 

 なほちゃん という小さい女の子が、

大きい子たち

(絵で見た感じは小学校高学年くらい)

と一緒にキャンプに行くというお話。

 

この本の対象年齢は「4才から」と

なっていたので、もしかしたら

なほちゃんもそのくらいの年齢なのかな?

と思いながら読み進めました。

 

お隣に住んでいる?ともこおばさんが

一体何者なのかは不明なのですが、

大きい子4人+小さい子(なほちゃん)1人

計5人の子どもたちを

ともこおばさん一人の引率で

河原へキャンプに行くという…

 

大きい子たちになほちゃんは、

様々な理由で小さい子は

キャンプに行くのはダメ!

と言われてしまいます。

 

キャンプ中も事あるごとに

大きい子たちはなほちゃんのことを

「これだから小さい子は…」

というけれど、

なほちゃんは弱音を吐いたりせず

大きい子に負けじと頑張ります。

そんななほちゃんを大きい子が

責めたり文句を言うだけではなく、

しっかりと気にかけてあげたり、

一緒にキャンプを楽しんだり

している描写もあってほっとします。

ともこおばちゃんが与えた最大の試練も

無事こなすことができ

なほちゃんは、このキャンプで

自信をつけ、ぐっと成長したように

感じました。

 

もしこれがわたしなら、

幼い子供だけれど、

自分よりも大きい

お兄さんお姉さんがするようなことと

同じようなことができた自分に

自信がついただろうなと思います。

 

 

自分の子が未就学児だった場合、

いくらお隣のおばさんだからと、

親抜きでキャンプに行かせたりは

しないかなぁとか、

一人で川へ行かせたりするのも

わたしだったら心配だなとか、

今ではちょっとどうなのかな?

という描写もありましたが、

まぁお話ですし、

30年以上前の内容なので…ね。

 

でも描かれている絵柄、

子供たちの服装など

まったく古さを感じさせず、

まさか30年以上前の作品とは

思ってもみませんでした。

 

今回の本は色々と

自分が思うところがあって、

感想も長~くなってしまった。

 

作中の子どもが成長するのを

しっかりと実感できる

素敵な絵本でした。

 

おわり。